【アウトプット】「英語でひとりごと」をさらに発展させる
以前に説明した「ひとりごと」でアウトプットの機会を作る話ですが、さらにそれを発展させるために自分の話だけでなく、他者との会話や他者から受けた印象やその状況も説明するように「ひとりごと」を行うと、さらに細かな表現が出来るようになります。
基本は「ひとりごと」
ベースとなるのはやはりこの「ひとりごと」です。
自分で考え、自分の言葉で自分のことを説明する。これが満足に出来なければいけませんね。
習得までにそれなりの時間が必要だと思いますが、とにかく続ける以外に道はありませんので、少しずつ積み重ねて下さい。
見たり聞いたりしたことを説明する
自分がこうした、ああしたという話だけでなく、
彼がこう言った際、私はこう思ったからこう言い返した。だけど、その時の彼の表情は疑い深い感じであまりいい気がしなかった。
こんな感じで発展させていきます。いきなりは少々難しいかも知れませんね。
最初は短文の連続、ひとつずつ説明して全てを伝えようとする、単純な感じにした方が良いでしょう。
例えば
電車が混んでいた。若い人が座っていた。その近くにお年寄りがいた。若い人はそのお年寄りに気がついた。その人は立ち上がってお年寄りに声をかけた。お年寄りはお礼を言って席に座った。
これ、全部繋げて言おうとすれば、母国語だとなんてことないとは思いますが、英語ですべて繋げて話そうとすると主述の関係とか色々頭の中で迷ってしまってスラスラいうのは難しいかも知れません。
そんな時は、こんな感じで細切れで話せば良いです。意味は確実に伝わります。
状況説明だけですから、勘違いされにくいというのもありますね。そこに心情が加わって説明しようとすると、また説明する順番を考えたりとかしてスラスラとは発言しにくくなりますね。
感情を表現する
細かく表現するとなれば、単語の選び方が非常に重要になってきますが、まずは簡単な単語からですね。
- 幸せだった
- 楽しかった
- 嬉しかった
- 悔しかった
- 腹がたった
まぁ挙げればキリがないですね。
出来るだけシンプルに表現することを念頭に置いて、どういう言い回しで言えばいいか考えます。繰り返すと、なんとなく自分のパターンが出来てきますので、いろんな状況を想定して、それぞれの言い方を自分で調べて見つけて下さい。
様々な言い回しは映画やドラマから
細やかな表現に関しては、調べてもなかなか見つからないかも知れません。辞書などからの情報ではどうしても古い言い回しになってしまったり、ネイティブには普段使われていない言葉だったりします。
そんな時は、やはり映画やドラマがベストでしょう。
好きなドラマや映画を見つける
興味がないと言われると悩ましいですが、日常生活に近いストーリーのドラマや映画を探してみて下さい。
サスペンスやホラーだと日常からちょっとかけ離れすぎている気もしますので、避けた方が良いと思います。スターウォーズは私も大好きですが、フォースがどうのこうのってのは日常とはかけ離れすぎていますね。ヨーダの英語は面白いですけど。
ですから会社員の恋愛話だったり、誰かのサクセスストーリーだったり、自分の好みのものを見つけて下さい。
同じものを繰り返し見る
飽きるよ!と言われるかも知れませんが、30回とか40回同じものを見ると、例え英語が苦手であっても次のセリフがどんな「感じ」かがわかるようになります。言葉には感情が乗っかりますので、重かったり軽かったりしますよね。その際に言ってる事が何かわかるようになれば、そういう表現をする際にはこんなトーンで話すんだなーなんて覚えることが出来ます。
例としては「Fine」という単語、何か頼まれた際に「うん、やっとくよ」「いいよ」なんて軽く言う場合はかなり軽く「ファイン」と言いますが、「なぜこうしない?こうしろと言っただろう」なんて問い詰められている際に返事で使う「ファイン」のトーンは全く違いますよね。そんな感じでニュアンスを掴んでいきます。
これはパターンを多く記憶する必要があるのですが、本で見て覚えるよりは話しているのを聞いて覚える方が確実に早いです。
さいごに
初めは「誰かのセリフの真似」であっても、使っていくうちに口が慣れてくる、気持ちを乗せれるようになると自分の言葉、自分の言い回しに変わっていきます。
英会話学習はインプットも当然重要ですから、アウトプットのパターンに詰まったら、気持ちを切り替えて何か好みの番組などを探しても良いのではないかと思います。
では毎日楽しく英語学習を進めていって下さいね!