【英語学習のコツ】英語の勉強は一冊の本に絞ってそれを徹底的に!

2019年8月14日

悩む人の影

このブログでたくさんの本を紹介しておきながら、今更一冊に絞れとはどういう事だとなるかも知れませんね。しかし、上達への近道は「一冊の本を徹底的に学習する」が一番の方法だと思います。

恵まれすぎている学習環境

英語の勉強を始めようと本屋に行った、amazonで検索してみた、楽天で検索してみた、皆さんが一度は試した事があると思います。

結果、恐ろしい数の書籍があり、正直どの本が今の自分のレベルに適しているのか、どの本の内容が優れているのか全く分からないで、何も買わずに静かに立ち去った事があると思います。

私も学習を始めた頃は本当にそんな感じでした。

そんな中もう半ばやけくそで

「もー、、、分からないんだったらとりあえず気になる本は全部買って、ざっと読んでから自分に合う、合わないを後で考えればいいや!」

となり、やたら英語学習の本を買いまくった時期がありました。

結局は全部読めてない

もう既に手放してしまった本、友人や知人にあげてしまった本が多いので、これまで購入してきた本の一部になってしまいますが、こんな感じでした。

これはNHKの教材その他ですね。TOEICを初めて受けて360点、この辺の教材をかたっぱしから読みまくって1ヶ月後に受けたTOEICが480点だったと記憶しています。

これはAERA Englishと文法本ですね。AERA Englishは創刊から数年間書い続けてました。当然買ってるだけで毎月3分の1も読んでいなかったと思います。だから「いつか読むかも」と思って捨てれないという本棚のこやしですね。

ここにあるのは一部を除き最近購入した本ですね。英英辞典を自分が読むようになるなんて学習を始めた時には想像もつきませんでしたが。しかし単語のニュアンス、使う場面がよくわからない時には英和より絶対英英がおすすめですよ。

オックスフォード大学出版局 (著, 編集)

これでも極々一部です。既に処分した本の方が多いです。とにかくこのように本のみならず英語学習のためのTV番組も、どれを選べばいいのか確実に迷う数ですね。道路がこんな感じで整備されてたとしたら、永遠に目的地には到着できないでしょうね。

とにかく、学習しようと思えば有料無料問わず選択肢はいくらでもあるという恵まれた環境にあります。

それが迷いを生みますので、実際には恵まれすぎているのも問題です。

絞り込みが一番大切

私もそんな恵まれた環境に溺れたというか、本棚の写真を見てもらえればわかると思いますが、完全に迷走してるというか、もう何をすれば良いのかわからなくなっていた時期がありました。

そんな時に、友人にもらったアドバイスが

「多分、今英語学習の本たくさん本持ってるでしょ?手当たり次第は余計に時間かかるから、持ってる本の中から一冊選んで、それを完璧に理解出来るまで何度も何度も繰り返しやるのがいいよ」

というアドバイスを受け、なるほど!と思い一気に路線変更しました。

この時選んだのが、「ゼロからスタート英文法」一冊でした。

その決断をした時点で既に色々な教材に手を出しまくっていましたので、この本は既に持っていました。ですが、本棚の片隅で忘れ去られていた感じで所有していた事すら忘れていました。

でもまぁざっと見ると簡単そうだし、厚みはあるけど字が大きい、絵が多い本ですから文章のボリュームは少なそうだし、また絵が多いから楽しそうという理由で「その一冊はこの本にしよう!」と決めた訳です。

「簡単そうだ」なんて偉そうに書きましたが、その時点で本の内容全て理解できる英語力は当然ありませんでした。でも当時の自分は、なんかたくさん教材を買ってると、それだけで何か出来るようになっていってると勘違いしていた部分もあったと思います。

この本に絞った後はまあ、本当に何度も何度もよく読みました。

結局、月々の教材代が一冊に絞ってやってますから他を買わなくなったのでお金も掛からず、結果的に教材代の節約にもなっていった感じでした。

紙がヨレヨレになるくらい読んだあと、もう流石にこの本はいいかなと思い他の本を開けてみたら、、、

もう何ターン目かわからない位読んでたので、10回とかそんなレベルではない程読み返していました。繰り返し読むと、小説読んでる訳じゃないのに次のページは何が書いてるとか分かるようになってきます。そんな感じで丸暗記ではないですがほとんど内容を覚えてしまっていたので、最後の方は読むペースがめちゃくちゃ早くなってて一冊終わるのがあっという間って感じでした。

そんな感じで「もう飽きたからそろそろ違うのにしようかな。。。」と本棚にある、これまで買いまくっていた本を開いてみたところ。。。。

これまでと視界が違う

何と表現すれば良いのかわかりませんが、これまでチンプンカンプンだった英文。

もちろん全て理解出来るようにはなっていませんでしたが、何となく理解出来るようになっていました。

この「ゼロからスタート英文法」には前置詞のイメージを絵で表しているページがあるのですが、それがかなり効果的でした。

その絵のイメージがしっかりと頭に入っていると、文章を見た時に、その文が表す光景が頭の中に浮かぶようになります。

この辺から色々と自分の中での英語に対する理解度が変化しだした時期だったと記憶しています。

現時点で、なんとなく英文法は分かっている、それなりに勉強してきた、英語はどちらかというと得意な方だけどスラスラ話せない、理解力がちょっと乏しいなんて方は、この「ゼロからスタート英文法」を徹底的に読み込むと完全に世界が変わると思います。

一冊終えると見え方が変わる

誰かにとっては良い本であっても他の人には合わない本、本や学習方法なんてそんなもんだと思います。私の一押しのこの「ゼロからスタート英文法」も然りですね。ですから、私が勧めるからといってこの本を選ぶ必要なんて無い訳ですから、今持ってる英語学習の本のどれか、その中でも結構好きなタイプのをとりあえず一冊選んで下さい。

最初はそう思って選んだけど、やっていく中で本当に合わないと思うのであれば変えたほうが良いと思います。

ですが、嘘を書いている本は流石に販売されてはいないと思いますので、どんな英語学習の本であってもとにかく一冊を終われば世界が変わると信じて、しっかり仕上げてください。

最初は出来るだけ薄い本で

まずは一冊完全に終わらせる。

簡単に言いますが小説などを読み切るのとは話が違う訳です。

ただ読み終わるだけでなく内容について覚える、使えるようにならなければいけません。

やはりなかなか大変です。

ですから、これまでに一冊を完璧に仕上げるという事をしたことが無い方は、

今の自分のレベルより少し高いレベルの本で、かつそんなに分厚く無い本を選んだ方が良いです。

達成感を味わおう

一冊をきちんと最後まで終える。

それを達成すると自分で「よく頑張ったな」という感覚を味わうことが出来ます。

過去にそこまでやった事がなければなおさらです。

私は、自分がそれを達成した時、少し感動を覚えました。だって今までたった一冊をそこまでやり込んだ、やり切った事なんて無かった訳ですから、やっぱり自分自身の頑張りに対して素直に喜べる気持ちが湧いてきます。

その心地よい達成感プラス英語の実力も確実に上がっている訳ですから、自分でもかなり嬉しい訳です。

途中からは英語を勉強しているというより「一冊をきちんと終わらせる」という事が目的になっているんじゃないかと感じながら進めていました。

その行動は自然に「この本に書いてる言葉は思い出そうとしなくても出てくるようにする」になっていた。

ですから、その目的を達成すれば自分でも驚くほど英語力は上がっているので感動するという訳です。

今の自分がその頃の感覚を言葉で表現するのであれば、自分でやったことだからそう感じるのはおかしいのかも知れませんが、感覚的には「知らない間に出来るようになっていた」に近いものがあります。

さいごに

そうは言っても、過度な無理は禁物です。

負荷をある程度かけていくのは学習にとって非常に大切な事です。

ですが嫌になってやめてしまうのが一番最悪なことです。

ですから無理はしない程度で、最後まで終わらせる事が出来る教材をしっかり選んでください。

そして、それを最後までやり通してください。たった一冊です。繰り返しやるだけで良いんです。現時点で「英語を勉強してみようかな」と思える心を持っているのですから、そんなあなたにたったそれだけのことが出来ないはずはありませんから。

もし気持ち的に今まで買った本は全部なんか合わないんだよなと思っているなら、騙されたと思ってこの本を選ばれてはどうかと思います。私はこの本のおかげで話せるようになったと感じていますから。