英語を話す事は果たしてそんなに難しいことなのか?考え方を変えるだけで簡単になります
2019年9月4日
英語を話す事は、そんなに難しいことなのでしょうか?この問題をどう解釈するかは個々の感覚や性格による部分もありますので一概には言えません。しかし、難しく考えなければ大したことではないはずなんです。
それは何故か。ここで私なりの考え方を記載したいと思います。
世界中で使われている英語
異なる言語を使用する人同士の会話で一番使われているのはご存知の通り英語ですね。ですから日本でも英語を第二外国語として義務教育で教えるわけです。
まだ満足に使えない、話せない時点ではかなり難しいと感じてしまう人が多いので、途中で挫折して勉強をやめてしまったり、学校で習ったにも関わらず使えない英語力のまま放置されている方も多い。
もし英語が、1つの言語としてそこまで習得が困難なものであれば、母国語として英語を使う国で育っても話せない人がたくさんいるはずなんですよね。しかし英語圏で育った人は問題なく英語を話している。当たり前のようですが事実を述べているだけです。
では、冷静になって「言語」について一度考えてみましょう。
あなたは何故日本語が話せるのですか?
これを一度真剣に考えてみて下さい。
いつ、どの時点で話せるようになったかを思い出せますか?
まぁ、それを記憶している方はほとんど居ないでしょう。
これを言い換えると、言葉すなわち言語はそんな感じで、特に努力する事なく自然に身につくものだとわかると思います。
ただ、これは
「まだ言葉を話せない状態の人間(子供)が言葉を覚えていく段階においては、細かい文法知識のインプットなどしなくても自然に身についていく」
ということになりますね。
何故自然に身につくのか
お腹が空いた、眠い、腹が立つなど様々な感情を「泣くという行為」で親に伝えていたのが、言葉で伝える方が自己の欲求を満たすための手段としては便利だと知り、言葉を使うようになるとも言えるでしょう。
ですから大人になった後、ある程度成長してから母国語以外の言葉として英語(何の言語でも)を学ぶとなると、同じような手法を取るのは難しい。要するに話は別だということですね。
英語圏では何か違うのか
日本語圏と英語圏で、語学力が身についていく過程に何か差があると思いますか?
答えは「全く差はない」ですね。そこに差がある訳がありません。
では差がないのであれば、私たちは日本語をどうやって身につけたのかを考えてみると良いです。
最初は圧倒的にインプット量
赤ちゃんが言葉を発するようになって言語を身につけていく過程を考えると、最初は圧倒的にインプットにかける時間が多いはずです。というか言葉を発することができないのでインプットする以外に方法が無いとも言えるのですが。
最初はパパ、ママなど単純な言葉から発するようになるでしょう。いきなり「メシ!」だの「風呂!」だの言い出したら怖いですけどねw
要は耳から入った言葉を真似て発音し、それが何を意味しているのかを後から覚えていくような感じと考えると良いです。
次第にバランスは変化する
こうして言葉を発するようになり、自己主張の手段として言葉を使い出す。そうすると言いたいことが言えるようになった喜びもあるでしょうが、その便利さからどんどん頭にある「言いたいこと」をアウトプットするようになりますね。
そんな中、成長していく過程で「聞くと話す」のバランスはほぼイーブンになっていくでしょう。
成長していくにつれ、その人のキャラクターや生活環境によりアウトプットが多い、インプットが多いと差が出てくるでしょうが、基本的にはそんなに大きな偏りを持って成長していくとは考えにくいですね。
ここで、何故英語を話すのが難しいのかを考えてみましょう。
言葉を学ぶ手法としてはバランスが悪すぎる
学校で英語を学んだ際、その過程は一体どんなものだったかを思い出してみてください。
それは圧倒的にインプット主体を続けていたのではないですか?
問題によっては「以下の日本語を英文にしなさい」などもあったと思います。
しかし、これはただの作文であり、瞬間的、反射的に答える必要のない状況において英語で文章を作っているのみです。このような手法では英会話力はなかなか上がりませんね。会話の最中、返事に毎回時間を掛けて訳しているようでは会話は成立しません。
英会話のための英語学習とは
話す英語を身につけるためには、インプットとアウトプットの量をイーブンにする必要があります。
実は、前述のこれまでの学習を考えると英会話の勉強をするならアウトプット8割、インプット2割くらいでスタートしても良いくらいです。何故ならこれまでアウトプット量が少ない状態でここまで来たのですから、バランスを取るためにはアウトプット量を圧倒的に増やす必要があります。
私は中学英語もままならない状態でしたから、学習を始めた頃はインプット量がアウトプット量より多めで学習していました。しかし途中からはほぼイーブンのバランスで行なっていました。
生きていくための道具として英語を使い出すと、上達の速度はかなり上がります。インプットのみを続けている状態とは比べ物にならないレベルで上達します。これは間違いないです。
ただ、そういう状況を想定して英語を使う機会を作れるかどうかが大きなキーになります。これが出来れば1年も経たないうちに海外旅行で困らないレベルまでは普通に話せるようになります。
ではどうすれば良いのかは以下の記事を参考にして下さい。
さいごに
どうでしょうか?英語学習に対して難しく考えないような捉え方が出来ますでしょうか?
とにかく、一言で言い表すのであれば
「所詮は言語」
これに尽きます。何語であろうと母国語に関してはほぼ全ての人が語学力を身につけることが出来ています。それが言語です。英語といえど所詮は言語です。ですから気楽に考えて、あまり気負いしないように学習を進めて下さい。
続ける事さえ出来れば、英語は必ず話せるようになりますよ。
一番大切なのは「続ける事」です。これだけは忘れないで下さいね。
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